思考補完計画

普段何を考えているのか書き留めておこうと思います

Cisco Aironet 1702iを買って自律型にセットアップした話

業務用アクセスポイントを買いました。完全に趣味です。


中古品なので設定を初期化します。MODEボタンを押しながら電源を入れます。(電源コードを抜き差しする)
3秒ほどで天面のライトが橙に変わるので、MODEボタンを離すと初期化が行われます。

最初はパスワードの設定です。
まずはコンソールからログインします。デフォルトならパスワードはCiscoです。
ここではパスワードをPasswordに変更する例を挙げます。

ap>enable
Password:
ap#configure terminal
ap(config)#enable secret Password
ap(config)#end
ap#write memory

もしかしたら集中管理型が入っていて、ログインできないかもしれません。その時は以下の手順で自律型に書き換えます。
デフォルトのID/PWはCisco/Ciscoです。

ap>enable
Password:
ap#debug capwap console cli
ap#debug capwap client no-reload
ap#archive download-sw /safe /overwrite /reload tftp://192.168.10.1/ap3g2-k9w7-tar.153-3.JI5.tar

以下

もしファームウェアをアップデートしたい場合は以下の手順で
本来保守契約を結んでいないと自律型のFirmwareは手に入らないのですが、ゴニョゴニョとネットの海から救い上げました。
もちろん公式でハッシュチェックはしましょう。自己責任です。

ap#archive download-sw /safe /overwrite /reload tftp://192.168.10.1/ap3g2-k9w7-tar.153-3.JI5.tar

本来なら固定IPを振るべきなのですが、自家用なのでDHCPで設定していきます。

背面のPOEポートにLANを繋げます。GigabitEthernet0に対応しています。
このままだとIPアドレスがわからないので、コンソールから調べます。

ap>show ip interface brief
Interface                  IP-Address      OK? Method Status                Protocol
BVI1                       192.168.10.2    YES DHCP   up                    up
Dot11Radio0                unassigned      YES unset  administratively down down
Dot11Radio1                unassigned      YES unset  administratively down down
GigabitEthernet0           unassigned      YES TFTP   up                    up
GigabitEthernet1           unassigned      YES TFTP   up                    down

どうやら192.168.10.2のようです。

通常はつなげるとIPアドレスが割り振られ、WebGUIにそのまま入れます。
IDはadminでパスワードは上で設定したものです。

たまにバージョンが悪いと設定保存時に404 Not Foundが出ます。別バージョンを入れるといいです。
(153-3.JI5だと正常に動いたとの報告あり)
Web Gui problem - Cisco Community

設定はここのサイトを参考にしました。
BuffaloAPから「Cisco Aironet 1702i」へ : ささの備忘録

そのままだとSSIDがステルスになっているので表示させます。
SSIDをCiscoAPと仮定します。

ap(config)#dot11 ssid CiscoAP
ap(config-ssid)#guest-mode

自宅用だとステータスLEDが明るくて仕方ないので、消しておきます。

ap(config)#led display off