思考補完計画

普段何を考えているのか書き留めておこうと思います

イヤモニをこっそり聴く方法

コンサート会場で演者がしているイヤモニの中身って気になりますよね?
気になるなら傍受してみましょう。
傍受自体に違法性はないですが、内容を第三者に漏らしたり、内容を窃用してはいけません。
あくまで個人で楽しむだけにしましょう。
また運営からもよく思われない存在であることは重々気を付けてください。
本件を参考に現場を出禁になっても責任は負いかねます。

電波法 第五十九条 何人も法律に別段の定めがある場合を除くほか、特定の相手方に対して行われる無線通信(電気通信事業法第四条第一項又は第百六十四条第三項の通信であるものを除く。第百九条並びに第百九条の二第二項及び第三項において同じ。)を傍受してその存在若しくは内容を漏らし、又はこれを窃用してはならない。

受信の対象

この記事で取り扱うのは暗号化されていないアナログ変調のラジオマイクです。
具体的にいうとA型ワイヤレスマイク(470~714MHz)、B型ワイヤレスマイク(806~810MHz)です。
大きい規模のコンサートになるとA型ワイヤレスマイクが使われることが多いです。
世間的にはデジタル化の流れが進んでおり、ワイヤレスマイクも例外ではないのですが、
多くの場合はアナログ波が出ています。受信できなかったら残念です。

受信機

受信するには専用の受信機が必要です。
いわゆる広帯域受信機と呼ばれるものがあればOKです。
おすすめはIC-R6, VR-150, DJ-X8等でしょうか。
400~800MHzあたりをカバーしてWFM受信できるものなら何でもいいです。

受信周波数

B型ワイヤレスマイクは806~810MHzをサーチしましょう。周波数ステップは125kHzです。受信モードはWFMを選択します。

A型ワイヤレスマイクは470~714MHzと広範囲ですが、絞り込みはできます。
周波数が地上波デジタル放送と被っているため、使用できる周波数に制限があります。
具体的には特定ラジオマイク運用調整機構の資料から「WSチャンネルリスト」を確認してください。
ライブ会場ごとに空いているチャンネルが示されており、その中から運用されます。
特定ラジオマイク運用調整機構

また送信機も周波数の絞り込みに使えます。技適の検索から形式と周波数がわかります。
たとえばSHURE P10Tを使っている場合、モデルごとの周波数は以下
P10T-G10J 470~542MHz
P10T-J8J 554~626MHz
P10T-L8J 626~698MHz
P10T-L11J 670~714MHz
670~714MHzを使っていることが多い印象です。
↓ 主要な機器はここから
https://www.radiomic.org/Dwnld/Pdffiles/20150204_seminar/RM_freqrange_list.pdf

受信位置

イヤモニはあくまで演者との交信を目的としているため、あまりにも遠い位置だと傍受できないこともあります。
見通し距離で50mは大体届きます。これ以上になると環境によっては不安定です。
会場によってはアンテナを設置していることがあります。参考にしましょう。

受信した感想

PAシステムと被るので会場内で聴くならきちんとしたIEMがあった方がいい。
・空気の伝搬による遅延がないので演者と完全にシンクロできる。
・逆に言えば遅延がないので、周りの人間とはずれる。
・圧倒的に怪しまれる。
・イヤモニ傍受するより普通にライブを楽しんだ方がいい。

では